2012.12.29 Saturday
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ぶくわむ気分で書いてる読書感想blog
コメントも歓迎です。どぞー。 2012.12.29 Saturday
2011.07.02 Saturday
という前提で、九人の朗読が綴られる。 第一夜 杖 第二夜 やまびこビスケット 第三夜 B談話室 第四夜 冬眠中のヤマネ 第五夜 コンソメスープ名人 第六夜 槍投げのの青年 第七夜 死んだおばあさん 第八夜 花束 第九夜 ハキリアリ 考えさせるような大きな問題や葛藤はなく、ただ純粋に物語を楽しんだ。ふと、この語り手たちはこの未来で人質になるのだ、と思い出す。しかし、語られる大切な過去はもう誰にも侵すことはできない。 コンソメスープ名人とハキリアリが一番好きな話だが、死んだおばあさんにもくすりとさせられた。 2011.07.02 Saturday
・ミクマリ ・世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸 ・2035年のオーガズム ・セイタカアワダチソウの空 ・花粉・受粉 すべて語り手を変えた短編なんですが、『ミクマリ』で主人公だった斉藤卓巳周辺の人々が関係しています。 本の番組で紹介されて興味を持ったんですが、その時しばしば、『徹底した取材に裏打ちされたリアルさがある』と言われていました。半分以上が私の知らない世界をだったのでリアルさ云々は分かりませんが、取り扱いに繊細さを要する世界が描かれていたことは確かです。 特殊な性的嗜好であったり、敢えて目を逸らしたいものが書かれているのに、これだけ嫌悪感が少ないのも珍しいなと思いました。…それはまぁ、感情移入するキャラクタがいなくて痛みを感じたりしなかったからかもしれませんが。 様々な出来事がありましたが、斉藤くんが泣き虫で優しい子だったので、読後感はあたたかでした。 2011.06.27 Monday
本作は、主に1994年から1995年の大阪・釜ヶ崎と兵庫県・神戸を舞台としている。語り手は日雇い労働者の甲坂礼司という男で、ある女を小説にするという依頼を受けるところが、物語の起となっている。 しかし、最初の最初、プロローグといえる冒頭で、『この女』は、とある大学教授の語り手から話を始める。まだ本編に触れる前、教授が指す人物たちを読み手はまだ知らない。当然読み進めれば割とすぐに誰なのは分かるのだが、ここがささやかにミステリのようでもあり、考えながら読むのもおもしろい。またここで、実際に起きた事件(或いは事故)にも触れており、それがどう関係してくるのかも気になる。 おもしろかった。たくさん誤字があったが、それはもしかしたら仕様なのかもしれない。 すこしネタバレ感想。 2011.06.10 Friday
相変わらず読書をしているのに、やはりレビュー書けてません/(^o^)\下書き放置でオワテる…
既読。 ・四畳半王国見聞録 ・草祭 ・八朔の雪 ・花散らしの雨 ・想い雲 ・今朝の雨 ・小夜しぐれ ・江戸川乱歩傑作選 ・オーダーメイド殺人クラブ ・TOKYOオリンピック物語 みをつくし料理帖シリーズがおもしろくてハマッて読んで、既刊読んでしまったのでちょっと空虚感。 最近漫画ばかり読んでます。どうも偏りますね。 2011.04.30 Saturday
米澤穂信にハズレはないですね。どの作品も、のめりこむように読んでしまうし、必ず面白い。 本作はコメディタッチな会話のやり取りなどはあまりないですが、ファンタジィ色をつけた、一風変わったおもしろい雰囲気です。消去法でずっと疑っていた人物がいたんですが(例えば『アクロイド殺し』)、まぁ、すぐに否定されてしまうし、まったく予想のつかない展開でした。 壮大な展開は、まるで洋画を見ているみたいでした。 2011.04.30 Saturday
本人の望みでなかったことにより、最初は嫌々ながら仕事をし、機を窺っては脱走を企てていた勇気だが、仕事を続け、覚えていくうちに、だんだんと神去村独特の『なあなあ』精神に深く親しむようになっていく。 ちょっと乱暴だったり遊び癖があったりするくせに樵の腕は天才的なヨキ、その妻みき、そしてヨキのばあちゃんが三人で暮らす家に勇気がやっかいになるのだが、 木の断面をこぐち、と呼ぶことや、成長に長い年月のかかる森林の手入れがどんなものか、物語の面白さはもちろん、そういった知識を得るのも楽しい作品になっている。また、田舎だからこそ残っている考え方や、大切にされるもの、民俗学に興味を覚える人も楽しめるのではないだろうか。 まぁつまり、私はとてもおもしろいとおもったわけです。 2011.04.30 Saturday
装丁が気になったので借りてみました。 かつて音楽家を目指していた主人公が、その高校時代を、永嶺修人(ながみねまさと)という人物に焦点を当てながら回顧していく物語です。 シューマンの虜であり、血筋までも天才的な音楽の才能を持つ修人、そしてその傍らで修人の音楽論を聞き、修人に多大な憧れと少しの複雑な思いを寄せるのが、主人公です。 主人公は、修人がある事件を経て指を失ったということを記憶に留めているのですが、さて、過去修人に何があったのか?修人と主人公はどう過ごしたのか?どういう関係だったのか?彼等を繋ぐシューマンは、彼等にとってどういう存在だったのか? ミステリであるという前情報を得ていてもつい忘れそうになるくらい、シューマンの解釈と修人の描写は丹念です。 しかし、最後の最後で、物語の様相は変わってしまうのです。 2011.04.12 Tuesday
レビュー書けないままたまってる〜
既読リスト。 ・ぼくは落ち着きがない ・おしまいのデート ・Another ・八日目の蝉 途中。 ・謎解きはディナーのあとで ・僕は秋子に借りがある 他にも途中たくさん。読みたい本がありすぎるなぁ。 | 1/31PAGES | >>
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