ぶくわむ

気分で書いてる読書感想blog
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イキルキス
短編三本。

『イキルキス』
西暁中に通う福島学のクラスの女子が次々と不明の死を遂げる。

『鼻クソご飯』
主人公は変態に弟を殺されて以来性的なものに徹底的な嫌悪感を抱く。

『パッキャラ魔導』
嫌いでも家族。掛け違えても家族。いびつでも家族。壊れても家族。

胸が悪くなるような場面ばかりだった『鼻クソご飯』が、しかし好きだと思った場面も多い。
子供犯すようなやつは去勢しろと思ったことが全くないとは言えないし。


…うーん。最近、気分で分量に差がありまくりですね。いつかちゃんと書くかも。
舞城王太郎 | 21:05 | comments(0) | trackbacks(0)
獣の樹
おめえには世界を疑う権利があるんやで?権利って言うか、世界をちゃんと理解しようと思ったら疑わなあかんのやし、疑わな考えられんし、考えられんと信じられんやろ?まずは疑うことから始まるんや。だからほやで、疑うことは義務にも近いもんでねえ?ちゃんと生きるためにさ
(本文より)

楠君の突然の登場と台詞に笑った。

ところで牛山罰太郎の電気代及びWOWOW視聴料金はどこから出てんの?自家発電?『CSI:マイアミ』おもしろいよね!
舞城王太郎 | 19:18 | comments(0) | trackbacks(0)
山ん中の獅見朋成雄
『獣の樹』を買ったら、なんかこちらの作品と関連があるとかなんとか…だったんで借りてきた。

背中に鬣(たてがみ)を備え、人並み以上の走力を持つ中学生・獅見朋成雄が主人公の話。

声に出して読んでみたいような擬音が多用されていておもしろかった。
例えば、硯で墨を磨る音は、

しゅりんこき しゅりんこき

とか。
宮沢賢治や太宰治や中原中也みたいな、へんてこでかわいらしくて、でも読んでみると意外とイメージしやすい擬音。
でも、内臓が出ている描写やカニバ描写などグロテスク要素はふんだんだったのでお腹いっぱいです……。

しかし、人は潜在的に人を食べたがっている、というのは、なるほど一理あるかもしれないと思ったりした。愛情表現に口づけがあるのは、擬似カニバリズムじゃないかと思ったことがある。
食人それだけを取り出したら吐きそうに気持ち悪くて拒否全開だけど。
舞城王太郎 | 22:16 | comments(0) | trackbacks(0)
ディスコ探偵水曜日
わかんない^^^^

と、一言で締めてしまうと本書に関わることへの拒絶になり得ますが、とりあえず論理的に語れる感想を持つのは難しいです。
なにしろトリックや仕組みを、私は本当に理解できなかった…。

ただ、『名探偵』が得意満面に推理を披露するいけすかないシーンが壊される様は、不謹慎ながらすっとしてしまいました。
顔をしかめずにはいられないグロシーンも満載でしたけどね。


概要。

主人公の名は、ディスコ・ウェンズデイ。30代のアメリカ人男性。
迷子探し専門の探偵を生業としている。
ある事件の際に、日本人の女の子・井上梢を引き取ることになり、冒頭部では、梢と共に調布のアパートで暮らしている。
しかしある日、幼児の梢の身体が一瞬で急成長し、17歳の梢となって目の前に現れる。


以下ネタバレ?気味?
というか、自分でもまとめきれてない感想。

続きを読む >>
舞城王太郎 | 18:07 | comments(0) | trackbacks(0)
ビッチマグネット
おもしろい?読み終わったら貸して!て言われて、うっちょっとこれはあのー…てなる部分がなきにしもあらずな物語ではあったけどすごくおもしろかった。
熊の場所以来のさわやか(?)さ!珍しくバイオレンス要素が限りなくゼロ。主人公が鼻血出したりするけども。

舞城さんが女性じゃないかなぁって思うのは、女の子の描写がリアルだから。
あかりちゃんみたいな女子を、「あーいそうこんなタイプ」と思わせるように描けるのはやはり同性じゃないかなっと思ってしまうんだよね。
もし男性なら、すごい。


ちょっと長いけど、感銘を受けた部分を引用しておく。


正論ってのは他人を正すためにあるんじゃないんだよ。正論ってのはあくまでも自分っていう潜水艦の周囲の状況を確かめるために発信するソナーなんだよ。自分が正しいと感じる、信じる意見をポーンと打って、返ってくる反響で地形を調べるのだ。ソナーで道が拓けるわけじゃない。
(中略)
人にはそれぞれの考え方、感じ方、価値観、行動理論があるってのは基本前提として誰にでも備わっているのだ。お互いの違いを認めてるからこそ、そうそう本質は変わったりしない。


そうは言っても、分かってもらえないことって苛々するし悲しく感じるものだけど、確かにそうなんだよなあ。見方を変えたりってのも普通は簡単にできないし。

うん。おもしろかった。

舞城王太郎 | 20:43 | comments(0) | trackbacks(0)
世界は密室でできている。
好き好き大好きの後に読んだもんだから字がものすごくぎゅっと詰まってるみたいに感じたぜ…

主人公の友紀夫と名探偵ルンババと数々の密室殺人事件の話。

もったいぶらない名探偵、この中にいない犯人、というだけでなんとなく好感を持ちたい。ミステリ嫌いじゃないけどそういうお定まりがなんとなくイヤなんですよ。
舞城さんの話は、事件発生→真相解明 までの流れがハイスピードなのが気持ちいい。
ハイスピードだからこそ、あのストップモーションアニメのとことか、「は?何突然」みたいな、別の話題?みたいな驚きがあったりする。
エノキかわいい。あと、友紀夫のウケ狙い行動に笑わされてばかりで、こんなにたくさん人が死んでるのに面白い本だったという印象になってしまった。

しかしなんだよ奈津川。急に出てきてびびったわ。
舞城王太郎 | 17:54 | comments(0) | trackbacks(1)
好き好き大好き超愛してる。
『愛は祈りだ。僕は祈る。』

そんな冒頭から始まります。癌に侵された女性と、その恋人、とその周りの話を母体(?)にして、いろんな状況の『愛』の短編をはさんだ話。…ううん、説明しづれー。

なんとなーーく、避けていた本書。なんとなくなんですけどね。
まぁいいか悪いかで言えばよかった。言葉は愛で、小説は言葉で、だから小説は愛、ってのは、舞城さんの持論なんだろうか。
…ろっ骨融合ってなに?とか、細部に躓くと読みにくくなってしまいますが、なんかいい。
もう感覚的な感想で述べて終わる。
舞城王太郎 | 17:35 | comments(0) | trackbacks(0)
煙か土か食い物
おいおいなんだよ舞城にはまっちゃったの私〜?な、四冊目。(『みんな元気。』も途中まで読んだので)

『煙か土か食い物』。不可解なタイトルでしたが、そういうことね、と。納得。
奈津川兄弟は暴力の連鎖の一部になってるけど、かわいいな!その暴力描写には多少飛ばし読みしたくなる箇所もあるほどなのですが、なんかなぁ。二郎も憎めないしなぁ。(四郎視点の話だからか?)

推理シーン(?)の、複雑な仕掛けをサクサク解いていくところがおもしろかった。『ピコーン!』もこんな感じだったような。…頭いい主人公がぽーんと解決してたんたん行動していくので、進みが速くて飽きないかも。

読了本三冊目ですが、著者の主張する論には、何かしら共通性を感じます。
暴力の連鎖とか、その衝動が弱いものに向く繋がりだとか、過剰防衛だとか、家族愛だとか、胡散臭い唯一神とか。そこらへんの考え方が嫌いじゃないから、私はこの人の作品を読みたくなるのかしら。

あ、『FBI心理分析官』に関係するところがなんとなく嬉しかった。知ってる!っていう感動?
実在の団体や人物の登場も多いですよね。
舞城王太郎 | 17:52 | comments(0) | trackbacks(0)
熊の場所
思ってたよりかなりおもしろかった!
『阿修羅ガール』より先に読めばよかった。いや、『阿修羅ガール』読了できたんだから別にこの順番でもいいか。

・熊の場所
猫殺しをするまー君に気付いてしまった沢チンがまー君への恐怖心をどうにかしようとして、サッカーの技術が向上する話。(んん?)
恐怖を克服するには、すぐにその場所に帰らなければならない。じゃないとそれはトラウマになって一生つきまとうから。

・バット男
人が弱い立場を虐げるサイクルの話。
どうしても断ち切れない、不幸のサイクル。誰もが幸せになりたいのに、それを追う過程で『バット男』が生まれてしまう。

・ピコーン!
頭のいいわたしとその彼氏・哲也の愛の話。ちょっとミステリ要素あり。
グロい描写の中に、強い主張が織り込まれている。

バット男で述べられた、一神教と多神教についての考えはおもしろいと思う。ひとつの教えに盲目的に従う過程での衝突なんか、莫迦らしい。みんなが、何かの瞬間に神を感じられたら、それでいいんじゃないか。…そうですよね。そう思う。

ピコーン!はすっきりしました。いや、すっきりしない事件は起きましたけど、そう、殺人事件とかの犯人って、警察に捕まることで終われると思うべきじゃない。被害者に謝って、報復されて、反省すべき。 …そんなの法は許してくれないけど。
舞城王太郎 | 20:21 | comments(0) | trackbacks(0)
阿修羅ガール
なんとなく、舞城王太郎を読んでみたくなりました。
冒頭1ページを読んで、これは好き嫌いが別れそうだなーと思った。内容も結構、下品だしね(笑)。人に勧めるのは躊躇してしまうような作品でしたが、私は好きです。ばかっぽい会話文とかツボなんですよね。

主人公は女子高生のアイコ。興味本意で寝てしまった相手が何やら事件に巻き込まれ、色々と面倒なことも起きてくる話。(ちょうまとめた)
話は、一部からちょっとよく分からない場面が出てくるんだけど、二部がもっと混乱に陥れようとしてきます。『森』は怖くてグロいし、『グルグル魔人』はよく分からない歌が何度も出てくるし。
途中から、よく分からないなりにこれは夢なのかな、て解釈で深く考えずに読んだので、(ヲイ)突然なんなのヒデオ!みたいには混乱しなかった。

好きな男の子が自宅に来たとき、どうしたらヤれるかな〜って考えてるアイコが、下品なのに可愛くて笑えた。

舞城さんは覆面作家らしいですが、もしかして女性?おいしそうな料理描写とか、ぽいような。どうなのかな?
図書館にまたあったら別の本も読んでみたい。
舞城王太郎 | 17:56 | comments(0) | trackbacks(0)
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