ぶくわむ

気分で書いてる読書感想blog
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ペンギン・ハイウェイ
森見 登美彦
角川書店(角川グループパブリッシング)

森見氏初・主人公が小学生の男子で、舞台が京都でないお話。

どんなものだろうと、とても期待して頁をめくりましたが、小学生の目線でも森見ワールドはヘンテコにおかしくて楽しかったです。

粗筋。
お気に入りのノートを持ち歩き、気になったことを研究することがライフワークになっている、アオヤマ君の住む海の無い郊外の町に、突如としてアデリー・ペンギンの大群が現れる。アオヤマ君は、歯科医院のお姉さんとペンギンとの関係を調べる。

キイワードは、
ペンギン、シロナガスクジラ、ノート、研究、世界の果て、おっぱい、海、コーヒー、死、基地、コーラ缶、自動販売機、宇宙、ジャバウォック、レゴブロック、etc.

さて素晴らしいアオヤマ節を一部抜粋。
「怒りそうになったら、おっぱいのことを考えるといいよ。そうすると心がたいへん平和になるんだ」

おっぱいケーキ食べたい。


以下ネタバレ。
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森見登美彦 | 18:44 | comments(0) | trackbacks(0)
宵山万華鏡
舞台はお馴染み京都。
祇園祭で起きるちょっと不思議な出来事達の連作集です。

金魚、鯉、林檎飴、金魚、風鈴、ベビーカステラ、万華鏡、金魚などのモチーフがくるくるきらきらあふれる、まさに縁日を巡っているようなわくわく感があるのですが、宵山劇場以外はすこし不気味なテイストもあったりします。

四畳半神話大系、きつねのはなし、でも見ましたが、森見さんは平行世界というものに深い思い入れがあるのでしょうか?
変に一致するけれど違う符号とか、同じなようで同じじゃないような(それは章を比べてだったり別の著作と比べてだったり)、そんなものがたくさんちりばめられているのが、まさに『万華鏡』という感じでした。

しかし一番好きな話はやはり阿呆大学生が絡む話なのである。

ちなみに好きな部分▼
『宵山金魚』冒頭、主人公の藤田が、同級生の乙川が金魚すくいをしている場面に遭遇し、なんで金魚すくいをしているのか聞いたとこ

「鍛えようと思って」
普通ならばそこで「今後なるべく疎遠になろう」と思うだろう。高校生にもなって金魚すくいに精を出して、しかも「鍛える」とか言っている人間はあんまりよくない。按配がよくない。雲行きがよくない。彼独自の世界に俺の居場所はなさそうだ。


ここです。森見登美彦さんの文体好きだあ。
そして藤田は彼独自の世界に割と欠かせない存在だったところも好き。
森見登美彦 | 19:20 | comments(2) | trackbacks(1)
きつねのはなし
画像出ねぇ!

文庫出るまでもう一年以上我慢してたので、やっと会えたね☆(DAIGO風に)て感じ。
やっと読めたよー
しかし狐面の表紙じゃなくてすこし残念だよー。

登美彦氏のご子息にしては、雰囲気の違う一冊でした。
ふつうに彼女がいる主人公だなんて、兄や弟からイジメられそうですね。…いやしかし、えげつない報復がありそうだからないかな。

謎のケモノと、古道具屋『芳蓮堂』が絡む、得体の知れない雰囲気の作品集です。

端々で惹かれるのは、艶のある描写ですね。
意図的に時間軸がバラバラだったり、場面が飛んだりするので、空白に何があったのか想像してなんとなく気味が悪かったり、想像できなくて居心地悪い感じがしたりするんですが、それらが艶めかしく描かれているので、引き込まれていくようです。魅入られていくというのかな。

特に気に入ってしまった箇所を抜粋すると、

そして私の肩を抱きかかえるようにして、屋敷の中へ誘なった。彼の身体を濡らした雨水が私の身体に染み込んで来た。

『きつねのはなし』内、大学生の主人公が、怪人物である天城氏の家を訪れる場面です。
この一文になんだかすごく惹かれたのですが、他にも多々引き付けられてしまう所はあります。

生ぬるい不快な気候の日にどうぞな一冊。

以下軽く覚書
『きつねのはなし』
芳蓮堂でバイトをする私、芳蓮堂の店主ナツメさん、芳蓮堂の得意客天城さんの話。

『果実の中の龍』
私は、図書室を持ち経験豊かで話上手な先輩の話を聞くのが好きである。

『魔』
家庭教師をする縁で、四人の高校生と交流を持つ私は、しばしば胴の長い狐のようなケモノを見かける。

『水神』
祖父の葬儀の夜、私と父と伯父二人は、酒宴を開き思い出話をしながら、家宝を届けるという芳蓮堂を待つ。
森見登美彦 | 18:58 | comments(0) | trackbacks(0)
恋文の技術
おっぱいまみれの一冊でした。

京都大学の院生である主人公・守田一郎が、派遣された能登の研究所から京都の知人と交わした文通の内容を綴る、書簡形式の話です。
ヘナチョコ院生の守田と文通するのは、おっぱい星人小松崎、最高厄介なお姉様の大塚、鬼軍曹谷口、白やぎさん森見登美彦、などなど、おもしろおかしく語られる人ばかりで笑いが止まりませんでした。

すごく楽しかった。
おっぱい万歳。

次に読み返すときは『おっぱい』って単語が何回出てきたか数えてみようか(笑)。108を越えてたりして。
森見登美彦 | 18:40 | comments(0) | trackbacks(0)
美女と竹林
途中から、読むと眠くなるようになってしまったので(…)間にうぶめをはさんでやっと読了しました。
竹林伐採を経てMBC(モリミ・バンブー・カンパニー)の設立を目論む(?)森見登美彦氏の虚実入り混じった随筆です。『美女と竹林』というのは登美彦氏が好きなものだそうです。

竹林で藪蚊と戦いながらひたすら竹を切る、なんて想像するだけで楽しくなさそうな作業をこうもおもしろい作業に見せるだなんて、さすが登美彦氏。
大体が、登美彦氏が竹林伐採をしたり竹林伐採を先延ばしにしたり歯ごたえのあるケーキを食したりしているのですが、本の出版の裏話っぽいものやテレビ出演の話とか長女の出世の話とか、中身は様々です。

あー、たけのこ食べたい。
森見登美彦 | 17:56 | comments(0) | trackbacks(0)
四畳半神話大系
大学三回生にして現状に絶望し、改善を放棄し、自己の不甲斐なさに怒りをおさえられない……これなんていうデジャヴ?他人事とは思えません。苦笑。
おもしろくなってくるのは二章からだと思う。事実、一章は一度飽きてしまって、二ヶ月ほど放置してしまってました…(ヲイ!

癒しを与えるさわり心地のもちぐま、蛾の暗躍、香織さん(人形)との甘やかなひと時、太陽の塔でもお馴染みのジョニーの暴走、、、くだらない事件に巻き込まれて大学生活三年間を棒に振る主人公の話です。おもしろすぎ。
コインランドリーで下着を盗まれたくだりの回想が一番面白かった。無用の哀しみを背負う…笑。
森見登美彦 | 17:57 | comments(0) | trackbacks(0)
太陽の塔
なんでか知らんけど、ミスミの本棚に入ってなくて、店員さんにすっごい探させてしまった…。
おもしろかったです。感謝。

…でも、実を言うと、面白さ半分、意味不明半分、っていうのが読了後の感想ですな。
文体はすきだし、ゴキブリキューブ(おぞましすぎる)やら、ジョニーやら、なんっか、声出して笑いそうな箇所は多々あったんだけど、どこまでが妄想でどこからが現実なのかしらと。
水尾さんは実在するのか妄想上の恋人だったのかずっと疑いながら読んでいて、その疑惑はまだ微妙ーに残ってたりするんですもん。
だって、なんなんだ?叡山電車とか(矢二郎なの?)…謎が謎のままです。何気に。

…時間飛び飛びでちんたら読んでたから理解できなかったのかなぁ;
森見登美彦 | 14:30 | comments(0) | -
有頂天家族
かくも毛深き家族愛!
って帯にも惹かれたんだけれど、やはり待ち望んでた森見さんの新刊だったってとこが購入のポイントかしらん。…期待通り、おもしろかった。
大のタカラヅカファンの母、ここぞというときに弱い長兄、井の中の蛙の次兄、ぐうたらの主人公、まだまだ幼い末弟。亡き父の想いで強く結ばれた狸の家族と、天狗と人間のお話。
落ちぶれた赤玉先生と矢三郎のかけあいが面白いんだよね。でもなんだかんだで裏の裏は分かり合ってる師弟。すてき。笑顔。金曜倶楽部や阿呆兄弟金閣銀閣とか、敵もいるけど、兄弟愛で万事解決。
弟のしぐさがいちいちかわいいんだよね。珈琲牛乳飲んだあと「あぷ」ってげっぷしたりとかびっくりして尻尾が出ちゃうとか。このかわいさには単純に引っかかっちゃう。

弱肉強食の世界から解き放たれて、おそるるべきは狸鍋と交通事故(リアル)。毛玉の生活は楽しそうでいろいろ大変そう。

…ところで寿老人はもしかして李白さんなんだろうか。
森見登美彦 | 14:49 | comments(0) | -
夜は短し歩けよ乙女
新釈走れメロスがおもしろかったので借りてみました。
これは、読むのがすごく楽しかった。もう、冒頭の文でうわーってワクワクしてしまったのだけれど、(はよ読みてぇ!って)好みのタイプの文体で、ノスタルジックな感じが何ともいえずスキ。
天真爛漫・天衣無縫・お酒大好きな少女を好きになってしまった先輩の、外堀を固めて行く話。たまにエロス。(ええー)
天狗なお兄さんとか酒精のお姉さんとか閨房調査団とか古本の神様とかパンツ総番長とか女装が趣味の同級生とかもうキャラが個性的すぎる登場人物がたっくさん出てくるのだけれど、そんなめちゃくちゃな人物たちがみんな繋がってるところが面白い。詭弁論部とか、新釈のほうでも覚えのある奴らが出てきたのでにやりとしてしまったり。
笑いを抑えるのが大変でした。
何か期待感のある四話目が一番お気に入りかなぁ。いざ本丸!
でも、そうか…地に足つかない考えでいたら、空、飛べるんだ…
森見登美彦 | 22:56 | comments(0) | -
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