ぶくわむ

気分で書いてる読書感想blog
コメントも歓迎です。どぞー。
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | -
さよならドビュッシー
裕福な家に育ち、ピアニストを目指す16歳の少女を突如襲う苦難。
一変した環境で更に発生する、疑惑と殺人事件の結末は、意外な展開を迎える。


なかなか面白かった。
読んでる間は主人公があまり好きになれなかったけれど、最後まで読んだらちょっと好きになった。
序盤がすこし退屈。
しかしこれがミステリだと了解しているからどう展開するのかの不安と期待がちらちら。
火事のあとから、不穏なアレコレが出てきて、どう話が転んでいくのかが気になって最終章までは止まらない。
最後手前、すこしがっかり。
が、
最後の最後で驚かされることになる。

岬先生の設定は少々蛇足のような…うーん、これがあるから頭脳に説得を持たせてるのかな。


メモっておきたいと思った箇所があったので引用しておく。

人となりと魂はきっと別々なのだろう。どんな貴婦人でも内面はひどく下品なものかも知れない。どんなに粗暴な振る舞いを見せる犯罪者も胸の裡には宝石を抱いているのかも知れない。


あと、『シンデレラ』を代名詞として使うとき、それは『思いもよらない富を手に入れる』って意味なのだろうか。不遇な身の上の人間である前提は含まれないのだろうか。
まっとうにお嬢様として育ち、互いに認識のある親族から遺産を相続した遥が『現代のシンデレラ』と呼ばれるのに違和感を感じた。
他な行作家 | 19:51 | comments(0) | trackbacks(0)
夕子ちゃんの近道
古道具屋『フラココ屋』の二階に住む主人公と、そのフラココ屋の店長や訪れる人達とのゆるい日々を綴る連作集です。
大きな起伏はないけれど、ヘンテコな(自覚はない)登場人物たちは、おかしくてかわいくて、フラココ屋を覗きに行ってみたくなります。

文庫を買ったのですが、幅広の帯の裏にも短文が載っていて、新鮮でおもしろかったです。

読み終わると、なんとも心地好くなれるお話でした。一気に読まず、一話ずつ合間合間に読むのもいいかもしれません。
他な行作家 | 10:49 | comments(0) | trackbacks(0)
僕僕先生
王弁「働いたら負けかなと思っている」

主人公(22歳男)の信条が、だいたい200ページ過ぎまでこうです(…)。

本書は、一昔前の中国を舞台にした中華ファンタジーです。
主要登場人物は、ニートのボンボンと美少女仙人。あと、中盤くらいで加わる馬がカッコイイですよ!
『封神演義』などでもなじみの元始天尊など、神仙のたぐいがたくさん出てきますので、その部分は楽しかったです。
が。
今作が著者のデビュー作だからなのか、話の筋がはっきりしないというか、詰め込みすぎというか……なんだかとっちらかった印象を受けました。
設定はとても好みなのですが。
連作短編集ってくくりならここまでモヤッとしなかったかも?^^;

以下ネタバレに触れます。
続きを読む >>
他な行作家 | 21:16 | comments(0) | trackbacks(0)
慟哭
貫井 徳郎
東京創元社

作者さん、どうお読みするのだろうかと気になっていた方でした。
ぬくいとくろうさん、だそうです。はじめまして。

連続幼女誘拐事件を軸に、警視庁の捜査一課長佐伯と、ある悲しみを胸に抱き新興宗教に通う松本、交互の視点で物語が進みます。
最後の最後は、なんとも後味が悪かったです。しかし、収束していく様がおもしろくて読み進めました。

さみしさやかなしさを抱えて飽和状態の人が、宗教にハマりやすいそうです。それで本人が納得し、心の平穏を得られるなら、第三者から見てうさんくさくても、それはありなのかもなとも思います。
ただ、今の私は、宗教の成立の背景や神話物語についてのおもしろさに興味は持っても、それ自体に深く信仰することには抵抗がありますが。
他な行作家 | 21:19 | comments(0) | trackbacks(0)
100回泣くこと
交際三年。求婚済み。年の差なし。
ここが世界の頂点だと思っていた。
こんな生活がずっと続くんだと思っていた―――。

(帯紹介文)

本屋や図書館で、長野まゆみさんの本をチェックしに行く度なんとなく目についていた中村航さんの作品にはじめましてでした。

ユニークな彼女と、とぼけた彼氏のお話。
「嫁に来たよ」って場面がなんだかとても印象に残りました。
他な行作家 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0)
傍聞き
推理小説の短編集です。

保護司が主人公の『迷い箱』
消防士が主人公の『899』(意味は要救助者。救命士への指令の略)
警察官が主人公の『傍聞き』
救急救命士が主人公の『迷走』
…連作ではないのですが、公務員が多いからか似た雰囲気に見えます。そしてなんとなく暗い。

どれも度胆を抜かれるほどの展開ではないのですが、表題作は読めなかったですね…。
これはなかなかおもしろかったかも。

さらっと読める本でした。


…ちゃんとした感想かどうか微妙だな…。
他な行作家 | 17:23 | comments(0) | trackbacks(0)
ジャージの二人
ダヴィンチで映画の広告ページ見て、堺さんが出演されてたので気に留めていた作品。
図書館で偶然出会って読んでみました。

50過ぎの父親(たぶん)と30前後の息子(たぶん)が、8月の終わりの暑い時期を群馬の山荘で過ごす話。
たぶん、それだけ。

大きな起伏もなく、殺人事件もなく、一夏の恋もなく、オッサン二人と犬(と、たまにオッサンがもう一人いたり妹もいたり)が山荘で過ごすのです。
和、の読み方はCMで見たことあったから分かった^^

表紙が大島さんだったことにクスリとしてしまいました。
他な行作家 | 23:29 | comments(2) | trackbacks(1)
百瀬、こっちを向いて。
正体が乙一さんなんじゃないかとも囁かれている覆面作家さんの初単行本、ということで買ってしまいました。

どうでもいいけど、中田永一、って対称的な漢字を使用してるんですねぇ。(『永』は微妙か)


爽やかな恋愛の話なので、気負わずさらっと読めました。
嘘の恋人同士となる『百瀬、こっちを向いて。』、水難事故の意識不明状態から五年後目覚める『なみうちぎわ』、男性の国語教師が気になる『キャベツ畑に彼の声』、地味な生活を愛する少女の『小梅が通る』、四作が収録されています。

どの話も、他人と簡単に円滑なコミュニケーションを取りにくい性質を持つ主人公です。(そういう部分に心惹かれるんだろうなぁ)…ここが乙一っぽい!と言われる所以なのでしょうが、私の感想としては……そうかなぁ?って感じ。(もし本当に乙一さんだったら恥ずかしいぞ!笑)


『小梅が通る』が一番お気に入りの話です。美人も大変だ。


この本は、ちょっと気分よくなりたい方におすすめ。


蛇足ですが、普段なら漢字変換するような部分が、多々、ひらがなで表されているのが目につきました。何か理由があるのでしょうか?やわらかく見えるように、とかそういう理由なのでしょうか…。
他な行作家 | 20:58 | comments(0) | trackbacks(0)
| 1/1PAGES |


CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
PROFILE
NEW ENTRY
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
Other
booklog
OTHERS
RECOMMEND

ホテルカクタス
ホテルカクタス (JUGEMレビュー »)
江國 香織
シュールなカワイイ世界。
くいもの処明楽
くいもの処明楽 (JUGEMレビュー »)
ヤマシタ トモコ
ビバ☆オヤジうけ…!
西洋骨董洋菓子店 (4)
西洋骨董洋菓子店 (4) (JUGEMレビュー »)
よしなが ふみ
何度も読み返したくなる
ヒカルの碁 (23) (ジャンプ・コミックス)
ヒカルの碁 (23) (ジャンプ・コミックス) (JUGEMレビュー »)
ほった ゆみ,小畑 健,梅沢 由香里
だいすき。
あめふらし
あめふらし (JUGEMレビュー »)
長野 まゆみ
ウヅマキ商檜の三人が大好き
猫道楽
猫道楽 (JUGEMレビュー »)
長野 まゆみ
隠語だらけだけどえろい
白昼堂々
白昼堂々 (JUGEMレビュー »)
長野 まゆみ
せつない。
天体議会(プラネット・ブルー)
天体議会(プラネット・ブルー) (JUGEMレビュー »)
長野 まゆみ
おかしがおいしそう
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
小野 不由美
恐ろしいけど止まらない…
模倣犯〈上〉
模倣犯〈上〉 (JUGEMレビュー »)
宮部 みゆき
オチがすばらしいと思う
SPONSORED LINKS