ぶくわむ

気分で書いてる読書感想blog
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シューマンの指
多分読了したの2月か3月だった…

装丁が気になったので借りてみました。
かつて音楽家を目指していた主人公が、その高校時代を、永嶺修人(ながみねまさと)という人物に焦点を当てながら回顧していく物語です。
シューマンの虜であり、血筋までも天才的な音楽の才能を持つ修人、そしてその傍らで修人の音楽論を聞き、修人に多大な憧れと少しの複雑な思いを寄せるのが、主人公です。
主人公は、修人がある事件を経て指を失ったということを記憶に留めているのですが、さて、過去修人に何があったのか?修人と主人公はどう過ごしたのか?どういう関係だったのか?彼等を繋ぐシューマンは、彼等にとってどういう存在だったのか?
ミステリであるという前情報を得ていてもつい忘れそうになるくらい、シューマンの解釈と修人の描写は丹念です。
しかし、最後の最後で、物語の様相は変わってしまうのです。
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他あ行作家 | 22:44 | comments(0) | trackbacks(0)
オラクル・ナイト
ポール オースター
新潮社

外国人作家さんはカテゴリに困りますが、一応姓のカタカナ読みで分けておきます。(今頃)

BS11でたまたま見たBOOK TVで、司会者が絶賛してたんですよね。偶然図書館にあって借りました。

オラクル・ナイトは、本書の主人公・シドニー・オアが執筆する小説の中に出てくる登場人物・シルヴィア・マクスウェルが執筆した小説のタイトルで、そのシドニーが執筆している小説の仮タイトルのことです(説明が意味不明になってますか?笑)。
ポール・オースターのオラクル・ナイト、シドニー・オアのオラクル・ナイト、シルヴィア・マクスウェルのオラクル・ナイト、全て同じタイトルなんですね。
そしてつまり、本書には小説内小説内小説が出てくるのです。
設定がおもしろいですよね。シドニーがたまたま入った、なんとも雰囲気のいい文房具店で買い求めた青いポルトガル製のノートに小説を書きはじめ、これらが語られる序盤は非常にわくわくしました。

以下ネタバレ。
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他あ行作家 | 09:57 | comments(0) | trackbacks(0)
目線
去年のうちに読んだのですが忘れていました。
これを貸してくれた人が、貸す際に重大なキーセンテンスを盛大にバラしてくれたので、終盤の盛り上がりに少々欠けてしまったのが残念なところです。
やはり推理ものはネタバレ厳禁ですね。
しかしこの作品、年末にドラマ化したので、今から読む人は私と同じ思いをする人も多いかもしれません。

以下若干ネタバレ。
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他あ行作家 | 09:15 | comments(0) | trackbacks(0)
マボロシの鳥
爆笑問題の太田光さんが書かれた短編集です。ファンタジーなような、どこかを思い起こす出来事のようなお話でした。

いくつか、地の文が特徴的な話があって、コミカルな言葉遊びをふんだんにしているものは、まるで作者が際限なくふざけているまんまで、太田さんだなぁという気がとてもしました。
愛とか理想とか、そういう要素を笑いを差し挟まずに書くのは、太田さんには難しいのでしょうね。

・収録
荊の姫
タイムカプセル
人類諸君!
ネズミ
魔女
マボロシの鳥
冬の人形
奇跡の雪
地球発……

タイムカプセルとネズミが好きでした。
魔女のお母さんの名前はサマンサかな、とふと。奥様は魔女?
他あ行作家 | 11:56 | comments(0) | trackbacks(0)
押入れのちよ
ちょっと怪奇な短編集。
…狙って借りたわけじゃないんだけどな〜ここ連続でホラー系統を読んだせいで先日悪夢を見ました。

ひとこと感想
・お母さまのロシアのスープ…読後にひんやり
・コール…三人の視点に軽い驚き
・押入れのちよ…話より表紙がこわいよ
・老猫…フジツボって表現がこわい
・殺意のレシピ…オチは読めたが笑った
・介護の鬼…ありそうでこわい
・予期せぬ訪問者…よっしゃよっしゃ 
・木下闇…『得体の知れない』描写が好み
・しんちゃんの自転車…不思議なことに一番怖くない

他あ行作家 | 14:28 | comments(0) | trackbacks(0)
五体不満足
今頃かーい!みたいな。
ツイッターでこの方のツイートを見て、そのユーモアのセンスと強い心を感じ、乙武さんになんだか興味が湧いてしまったので手っ取り早く著作を読みました。

障害を持っている人に心のバリアを作っているのは、健常者の方なのかもしれないと思いました。
仕事で、障害者手帳を確認させてもらうことがあり、そんな方をほとんど毎日見かけますが(程度の差は様々です)、見れば分かるだろうと手帳不所持を指摘してお叱りを受けたり、逆に障害者扱いされたくなくて不快感を与えてしまったり、障害者へのサービスの程度の不満を大いにぶつけられたり、それは色んな方がいます。
なので、乙武さんのように健常者となんら変わらない対応を望む方ばかりじゃない事は分かっているつもりです。
守るためのバリア、避けるためのバリア、それに慣れてしまうことが、バリアに気付かなくなってしまうことが、問題なのかなとか、思います。
他あ行作家 | 00:02 | comments(0) | trackbacks(0)
RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた
荻原 規子
角川書店(角川グループパブリッシング)

和歌山・熊野、東京、ときて今回は長野・戸隠。
そして季節は夏。夏休みです。
宗田きょうだいとより関わる巻。ここにきてまだまだ序章なんだと思い知りました。


続刊はやくー
他あ行作家 | 13:49 | comments(0) | trackbacks(0)
親鸞
初の五木寛之さん。
名前だけは聞き覚えがありましたが、僧だというくらいしか知らなかった親鸞についての物語です。
まだ忠範(ただのり)という名の幼少の頃、仏門に入る前から物語は始まり、比叡山に上り範宴となり、吉水に至り綽空、善信と改め、越後に遠流が決まり、自ら親鸞と名乗りその一歩を踏み出すところで、下巻を閉じています。実に四回の改名。

親鸞は僧でありながら妻帯者でもあり、俗人達と大いに交流を持つので、登場人物達は実に多彩で、キャラクタ色はなかなか濃く、物語として楽しんで読めました。
しかしながら、どうにも難しい語句は上滑りしていたようで、親鸞が信じ、行ったのは念仏であると理解しましたが、結局の肩書やなんやらを下地に持っていなかったもので、読了後にWikipediaで調べましたら、……親鸞は浄土真宗の宗祖なんですね。
不勉強を恥じたいと思います……。

ただ一度念仏すれば救われるなんてのは、一度でも百度でも、その気持ちに真に仏を念ずるものがあれば、個人の経歴は関係なく成仏できるだろうと、そういう意味ですよね。
悪の限りを尽くしていいわけではなく、悪の限りを尽くしたとしても念仏に真摯な気持ちを込められるのであれば救われると。
善を努めて行う者も、悪を努めて行う者も、変わらずに往生できるというのは、前者が莫迦を見るようで不公平と、そういうのが一般的な見方ですが、果たして善人は本当に、純然たる善人でしょうか?善人だって、行わないだけで悪の思いを抱くことがないでしょうか?殺意なき落伍者、過失多き凡人、同等ではないでしょうか?それを見逃している人だって須らく。

なんだかスピリチュアルな向きに行ってしまいましたが、色々と考えることのある本でした。
他あ行作家 | 23:31 | comments(0) | trackbacks(0)
サイン会はいかが?
杏子と多絵を始め、登場人物のキャラクタが個人的にどうにも好きになれないのが、このシリーズに入り込めない理由かもしれない。

謎を好む探偵は、その頭のよさから、自分が一番目立つタイミングを、自分が一番賢く見えるタイミングを知っている。
そう、しみじみ思う最近。

今作では、『フェリックスの手紙』を知っていたのでそこに和んだ。これは弟が全作集めていて、楽しい絵本だった。
他あ行作家 | 23:27 | comments(0) | trackbacks(0)
天地明察
冲方 丁
角川書店(角川グループパブリッシング)

おもしろかった!

江戸時代、従来使われていた暦の誤謬を糺し、改暦を行おうとした男の物語です。


算術、星、囲碁、暦、これらのワードにピンときたら読んでみて!という感じですかね。

徳川綱吉や水戸光國など、歴史上の有名人たちが出てきて、漢文や算術など難しいものが頻繁に述されていても結構親しみやすかったです。
また、『ヒカルの碁』ファンなので『初手天元』という手にもニヤリとしてしまったり。ただそのせいか、本因坊道策の脳内イメージがずっと塔矢アキラでした(笑)。

一番、好きだなと思ったシーンは、『北極出地』の章で、星の下無邪気にはしゃぐじいさんたちの姿です。かわいすぎます。
他あ行作家 | 21:09 | comments(0) | trackbacks(0)
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