ぶくわむ

気分で書いてる読書感想blog
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夜行観覧車
これまた、考えさせられるというか…考えていかなくてはいけない問題を取り扱っているというか。

概要をいうと、『夜行観覧車』は、高級住宅地に暮らす三つの家庭の視点で進む。遠藤家、高橋家、そして小島家。
娘の癇癪をご近所に轟かす庶民の遠藤家、医師の父親を持つ中流家庭の高橋家、それを観察する、長くこの地に住みそれ故のプライドを抱く小島婦人。
この家庭のいずれかで、ある事件が起こるのだ。

家庭というコミュニティー、近所というコミュニティー、時代と共に変容したその間の付き合い方について、自分はどこに近いだろうかと考える。
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他ま行作家 | 00:37 | comments(0) | trackbacks(0)
1Q84
初の村上春樹は話題のベストセラーでしたー。

言い回しがおしゃれです。

…が、2巻の最後四分の一くらい残してリタイアしてしまいました。ので。半端に感想。

ところで村上春樹さんは、たとえになるべく性的なものを用いる自分ルールがあるのでしょうか。
また、個人的問題なのでこれは批判ではないのですが、ファッション用語が全然ピンとこなくて困りました。ちょいちょい画像検索のお世話になりました。ハッシュパピーとか初めて聞きまし、た…。


あらすじを伏せていた作品だったので、内容については続きから。
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他ま行作家 | 23:26 | comments(0) | trackbacks(0)
鬼の跫音
道尾 秀介
角川グループパブリッシング

こわっ。
何度心の中で呟いたことか。
一番最初にその感想を抱いたのは表紙絵だったんですが、読みたいと思ったきっかけもそれでした。
そんなわけでタイトルと装丁惚れで道尾さん初読。

ほぼ全ての話が、“And that's all...?”と語りかけて来るような短編集なのですが、『よいぎつね』と『箱詰めの文字』は続けて読むと「おおっ」と思いました。

奇しくもじめじめと霧雨の日に読んでいたのですが、気候に合っていて効果抜群でした^^^^^
ダーク森見作品と恒川作品と系統が似ている本でした。明るい気分を維持したい時にはおすすめできない『鬼の跫音』です。

収録
・鈴虫
・ケモノ
・よいぎつね
・箱詰めの文字
・冬の鬼
・悪意の顔
他ま行作家 | 12:06 | comments(0) | trackbacks(0)
骸骨ビルの庭
装丁に惹かれて借りてみた。
物語の筋は冒頭の通りである。
骸骨ビルと呼ばれる建物で暮らす住人に、穏健に立ち退いてもらうという仕事を負った主人公の八木沢が、骸骨ビルで過ごした何ヶ月かの記録という内容だ。

しかしとにかく、食欲を刺激される物語だった。
主人公は四十過ぎの男性の癖に料理をよくするし、作中の『みなと食堂』という店のメニューはそれはそれは美味しそうなのである。
特に、ポトフと鯖の味噌煮と丸鶏のスープとオムレツが食べたくなる。
いや、鰹のたたきも食べたい。
…やっぱり鰯の梅煮も。クリームコロッケも生姜焼きも食べたい。

…こんな具合である。


これだけじゃ内容に触れてない気もするので気に入った文を抜き書きしておく。

(上巻172p)
みんな立派な学歴なんてないけど、自分の仕事に手を抜かない。骨身を惜しんだら結果がどうなるか。骸骨ビルの庭で、これでもかって教えられたのよ。

(下巻251p)
なんでも失敗してみるものだ。失敗しなければ生涯得られなかった事柄が、私たちの人生にはたくさんあるということだ。


どこか忘れたけれど、忘恩は人間の最大の罪、という言葉もあった。
最大か、と思うと、自分を省みて身が引き締まる思いだ。

宮本輝は初めて読んだが、本作はとてもよかった。読了後、十分な満足感が得られた。
他ま行作家 | 18:51 | comments(0) | trackbacks(0)
塩狩峠
明治の始め頃生まれた永野信夫の一生を綴る。

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他ま行作家 | 17:32 | comments(0) | trackbacks(0)
贖罪
湊 かなえ
東京創元社

空気がきれいなことが取り柄の、ごくふつうの田舎町で、ある日少女殺害事件が起こる。
被害者と犯人を最後に目撃した少女四人と、ある女性との『約束』が、それぞれの生涯にもたらす顛末。

教育問題について、湊さんは深く思うところがあるのでしょうか。真紀の語りでは、深く共感する部分があると共に、『告白』ととても似ていると思いました。

ところで、最近?先月?に、小学生が川で遊んでいて、その一人が溺れ、友達は親に怒られるのが怖くて逃げ、溺れた子が死ぬというニュースを見たのですが、なんだかデジャブりました。


以下ネタバレ感想。
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他ま行作家 | 00:30 | comments(0) | trackbacks(0)
スイッチを押すとき
山田 悠介
角川グループパブリッシング

2030年、増大する自殺者の抑制を目的としたプロジェクトが始まって22年目という舞台です。
そのプロジェクトというのは、無作為に選出された子供たちに、自らの命を一瞬で断つことの出来るスイッチを持たせて高ストレスの環境に置き、自殺するまでの心理状態を調査するというもので、プロジェクトの監視員と被監視者が主人公の話が本書です。

有名作家山田悠介作の本、初読でした。
なんか登場人物がちょいちょいどもるのが気になりましたぞ。

続きはかなりネタバレ感想

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他ま行作家 | 17:33 | comments(0) | trackbacks(0)
ゲゲゲの女房
武良布枝
実業之日本社

ゲゲゲの鬼太郎の著者で知られる水木しげるさんの奥さんのエッセイです。

プロの方じゃない文章なのに、いや、プロの方じゃないからこそ?読みやすいです。すぐ読み終わりました。
極貧にあえいだ苦労時代、精神的に疲弊した絶頂期、読むと壮絶な環境を生き抜いてきた夫婦なのだな、とは思うんですが、著者があまり私情を挟まないので、陰惨な印象はないです。(合間のイラストがとぼけてるからかな?)

何かのトーク番組で、おもしろい顔をした芸人さんが、
「水木しげる先生に『妖怪だ』と言われた」
と話していたのを見たことがあります。
誰だったか思い出せないのですが、水木しげるさんはいろんな人と交流を持っているのだな、と感じたことを思い出しました。
この本にも、水木しげるさんに関わった数々の著名人が出てきます。
著者は、水木さんはいい縁に恵まれている、という風に述べていますが、それもひとえに、漫画に没頭しそれと同じ情熱で家族を愛せるような、水木さんの人柄が人を寄せるんだろうと感じました。
他ま行作家 | 20:11 | comments(2) | trackbacks(1)
告白
最近職場の方(Around 70)がよく本を貸してくれます。
そんなわけで本屋さんに行くたびに見かける『告白』も貸してもらいました。

話題書という認識はありましたがどんな内容か知らなくて、引き込まれるまま読み進めました。
一章の不可解な不気味さとゾッとする引き継ぎ方から、どう終わるのどう終わるの、…って、最後なんとも後味悪かった。
章ごとに語り手は変わりますが、視点が一人称で進むのでどの登場人物にも感情移入しそうになってしまいます(苦笑)、でも、それは間違いなく犯罪、なんですよね。
…一番かわいそうなのは寺田だな…。

教育現場のおかしな教師、おかしな保護者、未成年者犯罪についてなど、考えさせる部分もありました。

親や教師なんて、子供によって求める姿はばらばらだし、どんな形でも拒否したくなる存在かもしれないですが、こういう作品を読んで自分で考えてみることが大事なのかもしれないなと思いました。
他ま行作家 | 20:10 | comments(0) | trackbacks(0)
銀河鉄道の夜
昨年のナツイチで買ったので表紙は蒼井優ちゃんでした。ブックカバーかけたら他の本と混じって行方不明になってしまって、読了がこんなに遅くなってしまいました。

恥ずかしながら、本作をこの年まで全く読んだことがなく、ちょっと読むのに苦労しました。助詞が飛ばされていて、たまに戻ったり…という感じだったのですが、擬音がかわいいですね。ぽくぽくという咀嚼音とか、かわいいよー。
『ひかりの素足』といい『銀河鉄道の夜』といい、生と死が微妙に混じりあう世界を書いたりする方だったのですね。意外でした。もっとこう…純粋というか(この言葉も微妙ですが)そんな話かなと思っていたので。

『よだかの星』はもうじんわりして仕方がない。そう生まれてきたものを否定されるなんてつらいよなぁ。ほかの命を奪って生きながらえることの苦しみが伝わってきて悲しい。
『いちょうの実』は長野さんと似た雰囲気でした。(彼女も宮沢賢治に多大に影響を受けているらしいですので)想像するとにこにこしそうです。

新潮の文庫も表紙につられて買ってしまったのでじわじわ読んでいこうと思っています。
他ま行作家 | 22:37 | comments(0) | trackbacks(0)
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