ぶくわむ

気分で書いてる読書感想blog
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竜が最後に帰る場所
短編集五本。
『風を放つ』
『迷走のオルネラ』
『夜行の冬』
『鸚鵡幻想曲』
『ゴロンド』

気味の悪いものや出来事、心底嫌悪感しか湧かないキャラクタも出てくるのだが、恒川氏の文章を読むのはとても気持ちがいい。
なんとも歪な展開の末冒頭に至るおもしろさで『迷走のオルネラ』、あたたかなラストと情景の鮮かさが印象的で『鸚鵡幻想曲』、この二作が特に好きだ。
恒川光太郎 | 20:56 | comments(0) | trackbacks(1)
南の子供が夜いくところ
恒川 光太郎
角川書店(角川グループパブリッシング)

衝動買いしてから我慢して積んでたけど、すぐ読み終わってしまった。
今作も不気味おもしろかった。

どこかの南の島・トロンバス島を主な舞台に、私たちの日常と繋がっているような、まったくのファンタジーのような、不思議な物語を紡いだ連作短編集。
スペインやイギリスが大航海時代を創っていた時期のストーリーなども盛り込み、なさそうでありそうな、ありそうであってほしくない、不思議で不気味なお話ばかりです。

残酷性は抑え目かな、と思ったら、最後のフルーツタウンが怖かった…。
恒川光太郎 | 21:27 | comments(0) | trackbacks(1)
秋の牢獄
恒川 光太郎
角川書店

薄ら寒い短編が三つ。
恒川さんは生理的嫌悪感を感じさせる人物描写がうまいですね。ほんと、ゾッとします。
あと、造語の響きのかわいさ。『北風伯爵』…可愛いキャラクタでは決してないですが、なんだか響きが好きです。

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恒川光太郎 | 20:56 | comments(0) | trackbacks(0)
雷の季節の終わりに
恒川 光太郎
角川書店(角川グループパブリッシング)

雷の音を聴くと私は薄暗い気持ちになる。雷がここではない遠い土地の薄暗い記憶を呼び覚ますからだ。
その土地の名は穏(おん)という。

(本文冒頭)

この方の作品には、冒頭から引き込まれてしまいます。

穏という場所には、春夏秋冬ともうひとつ、雷の季節がある。
雷の季節には、風わいわいが啼き、鬼が歩き回るという。
この物語は、そうした背景に、風わいわいに憑かれた少年、秘密を抱える青年、義母との確執を抱える少女、不死身の怪人などが登場する。

ホラーのくくりが今イチよく分かっていないのですが、夜市といい本作といい、ファンタジーじゃないかと思うんですがね。


続きはネタバレ気味感想。
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恒川光太郎 | 23:46 | comments(0) | trackbacks(0)
夜市
恒川 光太郎
角川グループパブリッシング

夜市は岬の森にて開かれる。
学校蝙蝠はいった。
夜市にはすばらしい品物が並ぶことだろう。
(本文冒頭より)


金魚が泳ぐ、幻惑的で和風の艶を感じさせる表紙に惹かれました。

本書に収録されているのは二作です。軽くあらすじ。

『夜市』
いずみと裕司は岬の森にて開かれる夜市に行く。人ではない者たちが店を出す夜市で、裕司には求めるものがあった。

『風の古道』
私は七歳の春、見知らぬ女性に教えられ、秘密の道を見つける。そして十二歳の夏、私は再び友人のカズキと秘密の道に足を踏み入れる。そこは、異形のものが数多く通る特別な古道だった。


どちらも読みやすく、するすると読めました。映像をイメージすると直視したくないようなものもあるのに、ひっかからない、気持ち良さがあります。文章の雰囲気ですかね?

ところで。
なんでか、恒川さんって、故人、かと思って、まし、た…失礼すぎる。
しかし現役ばりばりの方でよかったぁ!まだまだ作品が読めるってことですからね。
…本書を読んですっかり恒川さんのファンになった私です。
恒川光太郎 | 18:32 | comments(2) | trackbacks(0)
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