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オラクル・ナイト
ポール オースター
新潮社

外国人作家さんはカテゴリに困りますが、一応姓のカタカナ読みで分けておきます。(今頃)

BS11でたまたま見たBOOK TVで、司会者が絶賛してたんですよね。偶然図書館にあって借りました。

オラクル・ナイトは、本書の主人公・シドニー・オアが執筆する小説の中に出てくる登場人物・シルヴィア・マクスウェルが執筆した小説のタイトルで、そのシドニーが執筆している小説の仮タイトルのことです(説明が意味不明になってますか?笑)。
ポール・オースターのオラクル・ナイト、シドニー・オアのオラクル・ナイト、シルヴィア・マクスウェルのオラクル・ナイト、全て同じタイトルなんですね。
そしてつまり、本書には小説内小説内小説が出てくるのです。
設定がおもしろいですよね。シドニーがたまたま入った、なんとも雰囲気のいい文房具店で買い求めた青いポルトガル製のノートに小説を書きはじめ、これらが語られる序盤は非常にわくわくしました。

以下ネタバレ。

読後感は…モヤモヤしますね…。
外国文学に苦手意識があるものの、途中まではとても楽しく読んでいました。何がどう繋がるのか、これはどうなっていくのか、予想もつかなくて。
しかし、張られた伏線(に見えたもの)はほとんど出てきただけで放置されていたので、結局この物語が何を伝えるものかうまく飲み込めなかったのです。1Q84も途中で諦めてしまうほど理解力が足りない人間なので、しょうがないかもしれませんが…。

ニックの物語とグレースの夢の符号や、チャンの相談事や描かれた逸話、青いノートの事情、冒頭では説明のなかったシドニーの病気について、もう少し何かおもしろい仕掛けを期待してしまっていました。グレースの悩みについてはなんとなく予想がつきましたし、これで終わりじゃないだろうと期待をしすぎてしまいました。
終盤の怒涛の惨劇は、人が偶然の上に立っているということを描いていたと思います。ここはびっくりするほどの悲劇の畳み掛けで、ある種ドキドキワクワクしたんですが…うーん。やはり、中盤までと後半との流れがかなりズレているせいでしょうか、腑に落ちない印象でした。
他あ行作家 | 09:57 | comments(0) | trackbacks(0)
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